
こんにちは!リアル脱出ゲームブロガーのぎんです
リアル脱出ゲームや謎解きでよく聞く
「ネタバレしないでね!」
のネタバレってどこからだろう?を考えてみます。
wikiのネタバレの定義とは
「ネタバレ」とは、創作物(小説・漫画・映画・テレビ・ゲームなど)の記事において、情報の一部としてストーリー(プロット)や核心部分を明白に記述する行為、及び記述そのものを指します。
ネタバレは、作品をまだ知らない閲覧者にとっては、その面白さを損なってしまう可能性があるもの
wikiでは「面白さを損なってしまう可能性があるもの」と定義されています。
では、リアル脱出ゲームにおけるネタバレとはなんでしょうか?
SCRAPの説明
こちらは SCRAPが注意事項に載せている文章です。
Q. 自分のブログやtwitterでネタバレしてもいいですか?
A:この公演は全国で開催されます。ブログ、twitter、facebookでのネタバレになるような発言、写真のアップロードは固くお断りしています。
帰り道も気を付けてください。大きな声でネタバレ内容を話していて、うっかり隣に次回参加の方がいるかもしれません。
公式では「何がネタバレなのか?」については定義されていません。
ただ、wikiの定義通り「面白さを損なってしまう可能性があるもの」を指しているように感じられます。
ネタバレとはなんなのか?
2014年末にアドベントカレンダーと呼ばれる試みがあり、複数人で「体験型イベント」に関する記事をリレー形式で書いていました。
その中で、こんなエントリがあります。
要約すると、リアル脱出ゲームにおけるあらゆる情報(感想、タイトルなどなど)はネタバレに相当するという主張の記事です。
最終的なまとめでは、「どんな情報でもネタバレになり得る、という意識を持った上で、それでも伝えたい、それでも伝えるべきだ、と思うことを、どんどん伝えていって欲しい」と書かれています。
2種類のネタバレ
この話をベースに考えると、ネタバレには2種類あるのではないかと考えています。
- 面白さを損なう可能性がある内容
- 伝えると面白味・期待度が上がる内容
ここで1を悪いネタバレ、2を良いネタバレとします。
悪いネタバレは簡単、「最後のギミックは~だよ」など面白さを損なうものです。
良いネタバレは、例えば「面白かった」「謎の構成が綺麗だった」など、公演の雰囲気を伝えている情報です。(謎が綺麗ならこの考え方だろ‥! と考えられてしまうのでこれも一種のネタバレです)
面白さが損なわれるのはいつか?
面白さが損なわれるのは悪いネタバレを伝えた時です。
私達は、これを回避しなければなりません。
そして、逆に良いネタバレを伝えることは、参加者・運営共にメリットがあります。運営側にとって、プラス評価の口コミは大歓迎ですし、良い物は他の人に伝えたくなりますよね。つまり、良いネタバレはどんどん伝えるべきなのです。
※もちろん全く情報を入れたくない人もいるので注意
良いネタバレと悪いネタバレの基準
「リアル脱出ゲームにおけるネタバレは定義されてない」という話から、2種類のネタバレについて話を広げました。
では、これら2つのネタバレはどこで判断すればいいのでしょうか。また定義の話に戻ってしまいました。
「どこからが、悪いネタバレなのか?」この問題は根が深いです。
例えば「これぐらいは悪いネタバレじゃないでしょ」っていって、問題をアップする人もいます。「答えじゃないからいいでしょ」ということですね。でも、それはダメだって人もいますよね。折り合いがつくわけがないですよね。
かと言って、定義を作って「公演中に知り得た事全て伝えるの禁止です」ってなってしまえば、レポートも書けないし、感想も言えない。口コミもできない。
それ面白いの? となると良いネタバレも出来ず、誰も得をしません。
では、どうすればいいのでしょうか。
ベストエフォートという考え方
ベスト・エフォートは「最善の努力」といった意味の英語である。(中略)「性能や品質は保証しないけれど,可能な範囲で最善を尽くします」といった意味
どこからが悪いネタバレなのかずっと考えましょう。
「定義はこれ」と決めないで、常にその場その場で最善の努力(ベストエフォート)をしましょう。もちろん1人で考える必要はありません。
それは「出さないほうがいいんじゃないかな?」とお互いに声を掛け合うのもよいでしょう。
「あの人がここまではネタバレじゃないと判断しているから、ここまでは言っても大丈夫」と考えるのもやめましょう。
その人の考え方であって、あなたのではありません。
まとめ
ネタバレには2種類ある
- 面白さを損なう可能性がある内容
- 伝えると面白味・期待度が上がる内容
2(良いネタバレ)は積極的に伝えるべき。
何が1(悪いネタバレ)なのか?については、絶えず模索し続けることが大事。定義付けする必要はない。