こんばんは ぎんです。
今回は「第2回アジトを語る会」で語った「アジトオブスクラップ」の攻略方法や、経験者の知見についてレポートしていきたいと思います。謎解きに行き過ぎたメンバーが語る攻略法は必見です!
「そもそもアジトって何?」って方はこちらのページをご覧ください。
また、第一回目アジトを語る会の様子はこちら。
アジトを語る会って何?
「アジトを語る会」とはSCRAP社のアジトオブスクラップのネタバレをみんなで集まって話す会です。普段、ネタバレ出来ないアジトの体験談を思う存分語れます。
今回は2回目の開催ですが、参加条件は厳しく「エスケープ博士からの挑戦状」を除く関東アジト全8公演に参加しなければなりません。しかし、なんと17名もの方にご参加いただきました、ありがとうございます!
参加条件:以下のアジトを全て参加済みであること
・ある牢獄からの脱出
・ある牢獄からの脱出2
・時空研究所からの脱出
・うだつのあがらない勇者からの脱出
・十人の憂鬱な容疑者
・地下アンティークルームからの脱出
・魔法の部屋からの脱出
・謎の部屋からの脱出
歴戦の強者達
今回参加していただいた方は、4年前~半年前にリアル脱出ゲームを始めた方まで幅広くいらっしゃいました。ちなみに、参加者の平均公演参加数はなんと…
行き過ぎですね!
ただ実はこの数字には裏がありまして、一人一人の参加数でみるとこんな感じで飛び抜けている方がおりました。そのため、平均が大幅に上がるというわけです。
実際に真ん中の数字を取るとこんな感じ。いやまあこれでも多いんですけどね。
さて、まあこんな謎解きが大好きで仕方がない17名でワイワイやっていました。
その中にはあのリアル脱出ゲームTVに登場された方や、謎解き公演のイベントカレンダーをまとめてくださっている方、はたまた謎制作者や、実際にアジトでスタッフをされている方などがいて盛り上がりました! ありがとうございました。
アジトを色々なデータで見てみよう
今回アジト会に参加いただいた方には事前に以下のようなアンケートをお願いしていました。内容は、各アジトを難易度や満足度でランキングした感じです。
ということで早速見てみましょう。
関東アジト平均脱出率
※関東のアジトで公開されている脱出率を平均したものです。
※十人の憂鬱な容疑者は脱出成功率が公開されていません
アジトを語る会参加者平均脱出率
うん。高いですね。
そして、「時空研究所からの脱出」が一番低いです。
全国とアジト会の脱出率比較
「ある牢獄からの脱出」は相当離れていますね。18.75%脱出成功とは…。
参加者が考える難易度ランキング
全員に公演を1~8位で順位付けしてもらい、その平均を取りました。(難しいほうが1位)ここの数値は平均順位を示します。つまり「ある牢獄からの脱出」は難易度1.81位で一番難しいということです。
難易度ランキングと脱出失敗の関連性
「うだつのあがらない勇者からの脱出」は脱出失敗している人が多い公演3位ですが、みんな難しく無いと言っています。目の前で終った方が多いのかもしれません。
満足度ランキング
「魔法の部屋からの脱出」が一番満足度が高いです。
関東以外の公演について
京都アジトにほとんどの人が参加しています、すごい…。そしてエスケープ博士は参加した人の8割が脱出成功しているという簡単っぷり。
脱出成功数分布
5回脱出成功した人が1名、4回が2名います。結構出てる方いますねー。
みんなで話したこと
大会場系のコツ(大会場系で最速を何回か取っている人)
いきなりアジト外の話題だが、いわゆる大会場系と呼ばれる公演のテクニック。内容は脱出成功/失敗というものではなく、どうすれば1位で脱出することができるのか?といったレベルの数段上がった話。(そもそも話のネタを提案した人が2回ぐらい1位で脱出したことがある)
大会場系は複数人チームで参加し、作業分担をすることが基本だが1位で脱出するような人の場合は、ソロで参加し序盤の小謎を圧倒的なスピードで解いているのです。というのも、チームを組むと情報共有や合流に時間が掛かる事に加え、移動速度にも制限が出ることが多いためソロの方が速度が出やすい。もちろん、地力で最後の関門まで突破できる謎解き力が最低限求められるわけですが。
加えて大事になってくるのは、全体の中で自分がどの程度の順位に居るのかを常に把握すること。チェックポイント通過時にはスタッフに順位を確認し、どのタイミングで抜き去るのかといったイメージを常にすることが大事。
チームメンバーの仲の良さについて(アジトオブスクラップスタッフ)
スタッフ目線から見るとやはり、チームメンバーの仲の良さで公演の満足度に大きな違いがあると思う。慣れてる人と組んで脱出できても、ついていけなかったなどで満足度が下がることもよくある。しかし、雰囲気が良いチームだと成功率も高い。
アジトは知り合いと行くのも楽しいが、はじめましての方と一緒に脱出成功した時の喜びはそれに優る。初心者の人のふとした一言を上手く拾えた時の楽しさ、経験者は気軽にそれが言える空気を作るべき。
また、初心者の方は手が空いたら探索するということがあまりわかっていないので、そこをいかに上手く伝えられるかは大事。探索をどれだけ単純作業と思わせないか。初心者をどれだけ置いていかないかはとても大事なこと。
役割分担について
Dashtzers(謎解き集団)では、まずアジト系に参加するときには9人または10人を全てDashtzersメンバーで固める。役割分担は始まる前から決めておき、最初のスターティングメンバーとしてブレイン2人、探索8人というバランスで行い進行度によって流動的に人員を変動させる。(任命されたらそこだけやる)
アイテムが一通り集まったら、次は思考タイプによって作業内容が変わってくる。大きく分けて2つのタイプがおり、「ヒラメキ型」と「ロジカル型」が存在する。「ヒラメキ型」は小謎・小問を一切解く必要がない権利があり、施設内をぶらぶらして適当に答えを想像する。ブレインはある情報だけを用い、ロジカルに答えを積み上げる。「ヒラメキ型」は最初に貰えるパンフレットから答えを想像出来てしまうような人が適している。
アジト型では自分より小謎が出来る人と一緒に参加すると、小謎を解く必要がなくなるため、結果として全体的な視点を持つことが出来たり、探索に集中することが可能となる。
センターポジションの心構え
小問を解かず探索をしないこと。すると手が空き時間が空くので、中謎~大謎以降の問題に対してアプローチをすることがしやすくなる。
スタッフ目線でこういうチームは失敗する
謎解きクラスタ以外で、10人で参加して作戦用紙を持ってきている方は失敗しやすい。というのも、あらかじ決めた役割を厳守してしまうことが多く、状況に応じたポジショニングの変更や、1人に同じことを無理に強いてしまうことが多くパフォーマンスが発揮できないことが多い。また、仕切りたがりによる情報の非開示やミスリードを他のメンバーが止められないなど問題点が多い。
スタッフ目線でこういうチームは成功する
10人組んだチームがバラバラの参加者によって構成されているときに、脱出成功率が高いのはやはり仲が良い時、最初の自己紹介の場が重要。加えて、能力的に誰も抜きん出ていない時はバランスが取りやすい。
ただ、クラスタが1人紛れた場合でも残りの9人を支えGM(スタッフ)ポジションで取り仕切ることができればうまくいくことが多い。人の意見を否定したり、雰囲気が悪いのはNG。ちゃんと相手の意見を拾ってあげるのが大事、仮に相手の言っている事が違っているのであれば代案を示してあげること。
当日の資料
さいごに
第二回アジトを語る会にご参加いただいた方ありがとうございました。皆様のお陰でとても楽しい時間を過ごすことが出来ました…!
アジトは今後もどんどん新作が増えてくると思いますので、もう少し増えてきたタイミングで第三回をやりたいところです。
では。
コツをまとめた記事できました。