こんばんは ぎんです。
1日で謎解き公演を作る「ぱぱぱぱっかそん」の参加レポートその3です。
これでラストです!
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9:00 勝負の朝
のそのそと動き出すメンバー。その目の下にはくまがありますし、無精髭も。あ、みんな徹夜したんだなあ。(察しました)
翌日に来てくれたスタッフさんも、帰るときと同じ光景が広がっていたので驚いていました。
「え、まだみなさん起きてるんですか??」
「人の位置が変わってない…」
ブルーチームの職人魂を感じます。(おわらないだけ)
はじめてのテストプレイ
さて、その間ぎんは出来上がったアプリをスタッフさんに遊んでもらい、テストプレイを通じて色々とご意見をいただきました。
これまでも重要性はわかっていたつもりでしたが、再度書きますね。
テストプレイは本当に大事です。
自分じゃ気づけないこと、プレイヤーが不満に思うことなどは出来上がったもので遊んでもらわないとわかりません。机上ではなく、必ず本番に近い形でのテストプレイを!
ということで修正作業を行います。
はじめての前説作り
公演内容に直接は関係しないですが、大事な前説です。
※前説:公演の前にする説明のこと
今回は1人1公演を担当するので、自分自身が司会や公演中のトラブルをなんとかしなければいけません。
と、いうことを今書きながら初めて認識しました。ぱっかそん当日はそんなこと考えてる暇もなかった…。(頭が回ってなかった)改めて1人1公演って無茶だなと思いました。
さてこれまで何百回と聞いて来た前説です、さすがにいけるでしょ!
いけませんでした。
いつも作ってる人すごい。
いやいやいや、これそもそもどういう体で書けばいいんですかね? 公演中の設定? それともシステマチックな感じで話せばいいの?迷いながら書き上げたものを、同じチームのやずろーさんに添削してもらいました。
誰が喋ってるのかがブレてますね。 司会者としてなのか、物語の登場人物として話しているのかをまず固めましょう。
なるほど。確かにそこは考えてませんでした。
直すぎん。ブログで色々と文章を書いてきましたが、書くものが変わると注意するポイントも変わるのでやっぱり難しさがありますね。
っていうか、思ったら公演中はキャストもやらないといけないのか! これまで演劇経験なんてないぞ…どうしよう…という気づきもこの時生まれました。
1人迫り来る公演開始の時間にテンパるぎん。しかし、作業場から会場へ移動する時間がきました。
全員が満身創痍。体力が回復したのかしてないのかという状態で会場へGO。
現地入り
現地に着いたぞ!
ここで問題です、現地で何をするでしょう?
答:まだできてないところを作る
そうです、まだ公演が完成した人いないんですね。調整や修正、謎が一部できていない人もいます。ここで怒涛の追い上げです。(特殊な環境でやってるぱっかそんで発生しているだけなので、他の普通の公演ではこの限りではないと思う)
準備もしなければいけませんしね。
終わらない印刷
そして印刷。公演に紙はつきもの。それらの印刷も必要でした。
セブンイレブンで印刷してたけど、紙が無くなって何もすれなくなった…
交換して貰えばいいのでは?
2回ぐらいやってもらって、もうコンビニに紙なくなっちゃった…
おう…きっと他のチームも印刷してたんでしょう、をそりゃなくなるわな…そりゃあ6人違う公演やってればいつもより紙使うよな…
ぎんが食べたかったものは
コンビニいきますーなんか買ってきますか?
なんか食べたいです。にく…、にくたべたい
はーい
〜10分後〜
ホットスナック全滅だった…
え…
代わりにこれ買ってきたよ
!!!
世の中に、
こんなにあったかくてもふもふなものあったんだ…
なんかこれいま体がもとめてる気がする…
ぎんは自分がちょっとバグってることに気づきました。
ヤバイ。
しかしそれでもつきすすむのがぱっかそん。ほとんどがWebのゲームになっていたため、設営や会場での準備が必要なかったぎんは他の人の公演をデバッグすることにしました。
はじまるデバッグ
デバッグしますー
縛ります。
え?え?
デバッグしますー
どうぞー
この謎面白ろ!
デバッグしますー
バグがーバグがーー
デバッグしますー
はいー
なんだこのボリューム…20分公演のはず…?
そしてデバッグも終わりきらぬまま、お客さんが入ってくる時間になりました。
15:00 ぱぱぱぱっかそん公演開始
▼入場を待っている様子
今回のぱっかそんは全部で4チームが作る公演がビルの1〜4Fで開催され、参加者は1日で全ての公演を回ることになっていました。
4チームが同じ1日という期限でやりたいことをやり使えるお金も一緒という同条件で公演を作れる機会は皆無と言って良いでしょう。ならば4つ参加した参加者が「ブルーチームのが一番面白い!」と言ってもらえるようにという意欲が非常に高かったです。
公演開始前までは
緊張…緊張…緊張…
入場が開始すると、目の前にお客さんがいるので緊張でバクバクでした。
自分たちのコンテンツは6つのイベントを各々が勝手に作ってしまったので、各自1コンテンツを選んで遊んでくださいというものでした。ということで選ばれる側としてはドキドキでした。
お金を払ってきてくださってるのでもちろんおくびにも公演中は出しませんでしたが、面白い謎解きを生み出してきたチームメンバーとの比較になるので、選ばれなかったらどうしようという心理が働きます。
最終的には均等になるように調整が入るので0人で実施ということにはならないのですが、まあガクガクブルブルです。
さてそんなこんなで最初の公演開始です。
公演開始
各公演でそれぞれの説明が一斉にはじまるため、まず自分の説明の声が届きません。声量が足りない。あ、声って出すの難しいんだなという気づきを得ました。
そして説明、自分のスタンスが司会なのか役なのかあやふやなまま突入。一応司令官(偉い人)という役回りに設定していたので語尾をそれっぽくしながら喋っていました。
公演前に渡す紙を渡し忘れて公演中にそれっぽく配ったり、ゲーム中の誤操作の対応をしたり、公演の合間にゲームバランスの調整をするなどしながらなんとか20分を乗り越えました。
全てがつながるラス謎へ
そしてここからがこの公演の肝。
「実は全ての公演がリンクしているんだよ」「実はソロプレイじゃなくてチームプレイなんだよ」という気づきを得られる瞬間です。この時点で残り10分。
参加者にとっては怒涛の展開。それまでソロで動いていたメンバーが集まり、頭を付き合わせて各自の問題や設定を持寄ります。
制作者にとっては参加者の「慌てる様子」「驚く様子」「悩む様子」「ひらめく様子」などなどが見られるので、このギミックにしてよかったと、制作者冥利につきました。
ここからはヒント出しに徹します。個人的にはひらめいて脱出をして行って欲しかったのでガンガンヒントを出していきました。
謎って、解いてもらえた方が制作者観点では嬉しいもんでした。ほんとうは全体でヒントレベルや脱出率を考えてどこまで出すか決めないとダメなんでしょうけど。
結果脱出率は回にもよりますが2割〜5割とブレブレでした。
20:30 公演終了
体力がやばい。
知りませんでした。公演を1つやるのにあんなに体力が必要だなんて。
ぎんが作ったのはほとんどWebで完結する謎だったため、多少のヒント出しと時間管理をするのみで、次の回の準備をする必要もない公演だったのに体力が根こそぎ奪われました。
前日から徹夜に近い状態だったというのもあるんでしょうが、公演て体力持っていかれるんだな…というのが新しい気づきです。1日に8公演〜とかやってるスタッフさんどうなってるの…??
と、そんなことを考える余裕もなく撤収です。
片付けだー片付けだー。終わったら打ち上げだー。
ぱぱぱぱっかそんに参加した感想
やったた結果わかりましたが、誤解を恐れずに言えば公演作るのって1日でいけます。ただし、クオリティを問わず、作る手法やスキルをきちんともっていればの話ですが。
頭を悩ませなくていいよくある設定の公演なら、なおさらね。
短い時間の公演とかね。
でもそうじゃなくて、ぱっかそんだからこれがやりたい! という強い思いが現れた公演を作りあげ、やりきったところが各チームすごかったのかなと思います。
このイベントで謎を作ったからといって制作者を名乗れるとも思っていませんが(名乗ろうとも思っていない)、制作側に立ってみないとわからないことが非常にたくさんありいい勉強になりました。
欲を言えば他のチームの公演に参加してみたかったかな。
終わった後のエゴサーチ
あと、気づいたことがあるとすれば自分が開催した公演の感想がひたすらに気になることです。「面白かった」「ここはストレスだった」「驚いた」などなど、一人一人の公演の感想が気になって気になって何度も見返してしまいます。
これとかこれとか。
制作者は参加者の感想を糧にしているのがすごくよくわかったので「そうなんだー」となった方は、今後参加した公演に対してTwitterでも直接でも感想や意見をつぶやいてみるととても喜ばれると思います!
さいごに
ぱぱぱぱっかそんでぎんにご投票くれた方、クラウドファンディングで出資いただいた方、ぱぱぱぱっかそんに参加してくれた方、一緒に参加したメンバー、他のチームの方、運営各位、そしてこの記事を読んでくれたあなた
貴重な機会をどうもありがとうございました!
次回があったら「参加どうしよ…」となる体力イベントなので、次回はぜひ「参加者側」で参加したいです。この記事を見てくれている方はぜひ「制作者側」に応募してみてください!
以上、『1日で謎解き公演を作れ!「ぱぱぱぱっかそん」に参加した』でした。
お付き合いありがとうございました。
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