こんばんは (@tenhouginsama)です。
今回はワークショップにて「謎解き公演の作り方」を学んできましたので、ご紹介したいと思います。(厳密にはリアル脱出ゲームじゃないのでご注意!)
今回参加したのはこちらのイベント! 無料でした。
次回は、2015/09/16に【謎づくり編】があるそうです。
学生は無料、社会人は500円で参加可能!(場所:東京 田町)
開催してる人は誰?
開催している方は平手大樹さんという、プロの謎解き制作者です。
ワークショップの最新情報はこちらからどうぞ。
1:公演を作るのに必要な3つの要素
謎解き公演を制作するときに、大事なことは以下の3つです。
- ストーリー
- 会場
- 謎
※実際はスタッフとか告知など他の要素もありますが、公演制作に必要な要素はこちらです
これらはお互いに関連しており、それ単体がいかに素晴らしくても、他の要素と上手く繋がっていなければ、満足度の高い公演を作ることは出来ません。
例えば、会場が幼稚園なのに大人向けの謎を出しても受けないですよね。
いかにこの組み合わせを上手く作れるかというところが、公演制作の肝になってきます。
では、1~3について考えていきましょう。
2:「会場にあったストーリー」について
では、以下の例をみてみましょう。
こちらは主人公が「車」という会場に閉じ込められた設定です。
ここの筋道をきちんと作ることで、公演の全体の流れがはっきりします。重要なのは、以下の点を考えてストーリーを作る事です。
- 会場にあったストーリーを作る
- プレイヤーが目的を達成しないといけない動機を作る
- 目的達成後にプレイヤーに与えられる褒美(オチ)を作る
会場にあったストーリーを作る方法
今回のケースでは、会場が決まっている場合のストーリー作成方法になります。
会場が決まっている場合は、まず現地を下見しましょう。そしてその会場の特性が何かをつかみましょう。
「特性をつかむ」と書くと難しく思うかもしれませんが、例えば高校の教室であれば「黒板・教卓・チョーク・机・椅子・時計」などなど、教室でしか使えないようなアイテムがいくらでも転がっています。
これらのアイテムを使って、学校をテーマにストーリーを作ることで「会場にあったストーリー」を作ることが出来るようになります。
ストーリーのヒントは現場に山ほど落ちています。
3:「会場にあった謎」について
会場にあった謎とは一体なんでしょうか。
以下の例は、会場が水族館だった場合の謎です。
こちらの謎を解くと「チンボツセン」という単語を拾うことが出来ます。
このように会場が水族館であることを利用し、館内に貼られた様々な魚の名前を用い謎を作ることで、会場と謎をつなげることができます。
そしてこの時に、答えもストーリーに絡めることが重要です。
4:「謎とストーリーのつながり」について
謎とストーリーのつながりは大きく分けて2つの種類があります。
- 謎を解いた答えがストーリーとリンクしている
- 謎解き自体がストーリーとリンクしている
それぞれ説明していきます。
答えがリンクしている
これは先程の例で「チンボツセン」とありましたが、このようにストーリーに関連するキーワードを答えにすることで参加者に謎とストーリーの関連性を印象づける方法です。
水族館の謎解きで、いきなり答えが「目薬」とかになったらおかしいですよね。
謎解き自体がリンクしている
これはなかなかハードルが高いのですが、用意された謎自体がストーリーに直接リンクしているという方式です。
例えば、「敵の攻撃から街を救うために防壁を組み立てろ」という立体パズルがあった場合はそのパズル自身がストーリーを想起させるアイテムとなっています。
これを仕込めると強いですね。
5:実際に作ってみよう
さて、ここまでインプットした内容をもとに自分でアイデアを練ってみましょう。参考にこんな感じです。
このように、今回学習した内容を組み合わせることで謎解き公演の大枠を作ることが出来るようになります。ここまでできれば、次は想定の解答が出るような謎作りとなります。
なお今回はドラえもんという「皆が設定を共有できる話でストーリーを作った」ため、簡単にできています。複数人でオリジナルストーリーを作る際には、設定の共有を注意してみてください。
6:さいごに
次回は、2015/09/16に【謎づくり編】があるそうです。
学生は無料、社会人は500円で参加可能!(場所:東京 田町)
興味がある方はぜひ参加してみてくださいね。
普段謎制作したことがない人がほとんどなので、敷居は低いはず!
では。