こんにちは!リアル脱出ゲームブロガーのぎんです
東京大学AnotherVisionの五月祭公演である「ある試験からの脱出 水平線上の答案」のレポートを書いていきます。
今回ぎんは、脱出成功しました!
本イベントは、「ある試験からの脱出シリーズ」の3作品目です。過去にはこちらの2作品がありました。(どちらも未参加)
ぎんチャート
経験者には簡単な難易度でしたが、初心者~中級者には歯ごたえのある良い問題でした。脱出するのも大変だったと思います。
安定したクオリティの公演
AnotherVisionの公演の特徴は、何と言っても完成度の高さです。大学のルールで「お金がとれない」とはいえ、これが無料公演なのはすごいと思います。
完成度・難易度・価格を考えると、初心者の方が初めてプレイする謎解きとして非常におすすめです。(問題はチケットの取得…)
完成度の高さが素晴らしかったですが、話を伺ったところ、実は今作は事前に検討していた案が1週間前にボツになったそうで、公演前の1週間はてんやわんやだったとか。(デバッグを重ねる度に、新しい役職が増えていたとか)
しかし、まるっきり変わっているのにクオリティを維持するあたりさすがです。
こちらのブログでは「もう何も心配することがないという意味では個人的にはSCRAPの公演よりも安定しているのではないかと思っています。」とも紹介されています。
笑いもきちんとある
設定自体は、試験からの脱出とオーソドックスなテーマだったのですが、笑いがオープニングで起きるぐらい、面白い内容でした。
また、映像も相変わらずクオリティが高いですね。昨年度も2公演ほどAnotherVisionの公演に参加しましたが、着々とレベルアップしていると思います。
思ったこと
AnotherVisionは、謎解き初心者の方がプレイするのに丁度いい公演を作れる団体だと思っています。しかしその知名度から、初心者が公演に参加するのは大変という側面もあります。
たとえば、今回の公演はWEB予約+当日券でした。
WEB予約は開始1分程度で全席が埋まり、当日券は並んでも取れないなんてこともあったようです。(文化祭開始からダッシュして並んだ人もいる)
そのため、プレイできたのは常に情報を集めている、謎解き経験者がほとんどでした。ぎんも、そのうちの1人です。
初心者におすすめしたい公演ですが、経験者が大量にあつまって簡単には参加できないというところに、どうしても残念さを覚えます。もちろん、「参加を自粛しよう」とか「枠を増やそう」とか主張するつもりはないですが、なんかいい方法無いのかなあと思っています。
ただの文化祭のイベントに、そんなことを求めるのもナンセンスなんですが…。遊びに来た高校生や、子供がプレイできなかった光景をちょっと引きずっています。
さいごに
そういえば、ちょうど真後ろでプレイしていた高校生が問題を持ち帰っていました。すこし聞き耳を立てていたら、高校の文化祭で謎解きイベントをやるようで、その資料に使うとのことでした。
最近は様々な文化祭で、脱出・謎解きイベントが行われているようで、もっともっと文化として・趣味として定着してほしいなと思ってやみません。
では。