こんにちは!リアル脱出ゲームブロガーのぎんです
新聞を眺めていたら気になる書評を見つけました。
時限病棟という知念 実希人さんの小説です。
監禁リアル脱出ゲーム pic.twitter.com/iMYlGxUhPa
— ぎん@リアル脱出ゲームブロガー (@tenhouginsama) 2016年11月17日
なになに「監禁リアル脱出ゲーム」だって??
リアル脱出ゲームとつくものに反応してしまうのは、謎解きをやっている人にはよくある現象でしょう。ご多分に漏れず、ぎんもその一員です。
ということで早速Amazonで注文しました。
行動力には定評があります。
かった pic.twitter.com/rUi4oLyECW
— ぎん@リアル脱出ゲームブロガー (@tenhouginsama) 2016年11月17日
同じく行動力がある方は、さっそくどうぞ。
気になる内容は?
あらすじ
タイムリミットは6時間。脱出できるのか――
最速一気読み! 究極のどんでん返し!!
目覚めると、彼女は病院のベッドで点滴を受けていた。
なぜこんな場所にいるのか? 監禁された男女5人が、拉致された理由を探る……。
ピエロからのミッション、手術室の男、ふたつの死の謎、事件に迫る刑事。
タイムリミットは6時間。謎の死の真相を掴み、廃病院から脱出できるのか!?
ふむふむ、なるほど監禁系なのね。
たしかにこれならリアル脱出ゲームとも言えるかも?
そんな感じで読み進めていくと
「おお、ここまでリアル脱出ゲームなのか…」
廃病院に閉じ込められた主人公一行。
— ぎん@リアル脱出ゲームブロガー (@tenhouginsama) 2016年12月7日
脱出のために仕掛けられた謎に直面するが、リアル脱出ゲームに参加していた主人公は、鮮やかに謎を解きすぎて疑われる。 pic.twitter.com/hvPnjv90zG
引用元:知念実希人(2016)時限病棟 P.36-37
この後も
- リアル脱出ゲームを制作している人気プロデューサーの死亡
- お化け屋敷とコラボしたリアル脱出ゲーム
- 廃病院で行われるリアル脱出ゲーム
- リアル脱出ゲームあるある が続きます
これはもう謎解き好きなら読まないといけないですね。
感想
リアル脱出ゲームの要素を各所にちらしながら、ミステリーやSAW(映画)を合わせたような作品です。ぎんは割と好みの作風なので面白かったです。
作品内のリアル脱出ゲームの制限時間は6時間とリアル脱出ゲームの6倍の時間ですが、次から次へと訪れる謎や明かされる真実に「次はどうなるんだろう」という思いが募り、ページをめくる手が止まりませんでした。
小説内に出てきた謎はいわゆる謎ではなく、小説の中の主人公なら解けるかなーという内容でしたので謎解きを目当てに買うことはオススメしません。
ただし、ストーリーは謎解好きなら面白く感じれる要素が散りばめられています。
だいぶリアル脱出ゲームに寄せてきていますが唯一違うのは、この本で繰り広げられるリアル脱出ゲームは脱出できないと死んでしまうことです。
普段のリアル脱出ゲームでは同じチームのメンバーとミスコミュニケーションでうまく行かなかったという話を聞きます。
しかし、この作品の中では「脱出出来なければ死」という極限の状況の中でリアル脱出ゲームが行われるため、チーム内の軋轢やチームの中に拉致の主犯がいるのでは?といった疑念があいまりカオスを極めます。
この点を客観的に眺めるのも醍醐味でしょう。
価格も640円とお手頃価格ですので、リアル脱出ゲーム好きの方にはオススメです。
さいごに
新聞で書評を見たときは「どういうこっちゃ?」と思い、とりあえずAmazonでポチっとしましたが、買って正解でした。
話の作りがうまく、趣味のリアル脱出ゲームにもマッチしたからか読む手が止まりませんでした。
また次作でリアル脱出ゲームテーマがあれば読んでみたいですね!
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