こんにちは!リアル脱出ゲームブロガーのぎんです
ナゾトキネというアニメを皆さんご存知でしょうか。
謎解き×アニメという新ジャンルを開拓した2016年秋のアニメです。
1話完結型の謎をアニメの中で出題する番組で、前半で出題後半で回答するという1話10分のアニメです。ぎんは1〜12話のすべて見たのですが思うところあったので、書き連ねていきたいと思います。
前置き
民放で無料で放映されているコンテンツなのでお金を払っているわけでもないですし、見る見ないは自由なので「嫌なら見るな」なんですが、ちょっとそれを超えてでも色々書きます。
端的に言うとひどかった
何がひどかったかというと「謎解きが理不尽で解かせる気がない」ことです。
普段解く謎は、制作者の方々が苦労して作った良い謎(解いていて気持ち良い、ユーザーに爽快感を与える謎)であることが多い傾向にあります。
特にアニメ化ともなれば普段謎を解かない人が視聴者の大半となるので、難易度こそ低くなりますが、謎が解けたときの爽快感を売りに作品を作っていくと勝手ながら思っていました。
AnotherVisionがお茶の間向けに出した謎もその原則に綺麗に則っており、閃けば誰でも解けるような問題が用意されていました。(しかも経験者でも楽しめる)
もちろん、アニメ化にあたり何を目的にするかについてはスポンサーや制作会社の意向があると思いますが、それにしてもナゾトキネは「視聴者に解かせる気がないのでは感」が強かったです。
例えば
ナゾトキネでは、本編に登場した様々な情報を使って謎を解いていきます。
その第2話で登場した謎の答えで「よく使ってる珈琲屋の名前を答えよ」という問題が出てきたのですが、本編では一度も触れられませんでした。
どこに答えがあったのかと思えば、こちら。
— ぎん@リアル脱出ゲームブロガー (@tenhouginsama) 2016年12月22日
こんなのわかるわけないだろ!!!!!
録画前提でしかもスロー再生しないと解けない問題どうなの?
他にも
- ローカル路線をググって情報見つけないと解けない
- 画面には表示されているが小さすぎて読めない
- 本編でちらっと出た情報が重要で録画しないと基本解けない
- 論理がめっちゃ飛躍する(主人公特有の察し)
- 登場人物が3人しかいないのに解法で4人の名前を書かせようとする(1人だけ2回使う)
などなど。気になる人はナゾトキネを追ってください。
最終話の謎解きも見ものです。
謎解きの裾野が広がればいいなあなんて始まる前は思っていましたが、逆に「謎解きって何これ、理不尽だね」ってなるんじゃないかってずっとハラハラしながら見てました。(流石にご都合展開すぎる)
個人的に謎解きの楽しさが広まる方がいいと思っていますので、アニメ化による一般層への普及に対しては万々歳です。ただし、ナゾトキネが提供する謎はその水準を満たしていないと感じます。
どうするべきだったのか?
コンテンツ作っている立場でもないので上から物を言うこともできないのですが、最低限ユーザーが解けるものにして欲しかったです。
※途中まではまだなんとか好意的に解釈すれば解けるような物でしたが後半になるに従って、視聴者に前半を見ただけでは解けないようにしようとしているのかと感じた
結論
- 視聴者でも解けるものにしてほしかった(視聴者参加型にすべきであった)
- 少なくともクイズンの世界に必要なヒントは残して欲しかった
- フォント、画像、前提となるヒントはキチンと大きく表示してほしかった
- 録画前提はやめてほしい
さいごに
怒りが爆発してしまった。
なんで、これやってしまったの感が強いです。
貴重なアニメ×謎解きが…。もっともっとしかるべき団体がやれば面白かったのでは…。かなしい…。