こんばんは (@tenhouginsama)です。
SCRAPの「竜王迷宮からの脱出」に行ってきましたので、感想を書いていきたいと思います。今回のレビューはわりと辛辣に書いている箇所がありますので、ご注意ください。
公式サイト
ぎんチャート
このチャートはイベントに参加したぎんの満足度や評価を示すものです。
テンションの推移
このグラフはぎんの公演前中後のテンションの推移を示す図です。
どんなイベントだったのか?
会場は千葉の幕張メッセ。真ん中に見える、3つのとても大きい建物のうち2つ?を貸し切った会場で行われました。
中はとても広く会場に足を踏み入れると、 武器屋だったりお城のハリボテがあり、ドラクエの世界を作っていました。
ドラクエで有名な「返事がない。ただの しかばねのようだ……。」もこの通り。
会場には様々な小ネタがあり、こちらのサイトにまとめられています!
4人1組でパーティーを組んで挑戦する形式で、それぞれに役職が与えられます。
役職に応じたミッションを皆でこなしRPGのイベント乗り越えていくと、最後には竜王が待ち受けており戦闘という名の謎解きが始まります。といった所が一連の流れです。
時間にしておおよそ3時間~4時間ぐらいでしょうか。
イベントに対する感想
まずはじめに
ぎんはドラクエをこのぐらい知っています。
- プレイしたことはない
- ダイの大冒険を何周もした
- なんとなく魔法も敵もわかる
ただ、別にドラゴンクエスト(以下ドラクエ)には特に興味がなく、 正直どのRPGとコラボしたイベントでもよかったです。
どちらかといえば、新しい種類のリアル脱出ゲームの遊べるかな?という思いの方が強かったです。具体的には「4人で3時間以上かかるイベントってどんなの?」という箇所です。
イベントで面白かった箇所
このイベントで面白かったのは「おつかいイベント」です。
RPGではよくあるおつかいイベントがあるのですが、これが面白かったです。アイテムをもらうためには、Aに行く必要があり、Aに行くには、Bが必要で…という多層なおつかいを頭で管理してこなすのは楽しさがありますね。
リアル脱出ゲームとしては面白くない
ただ、それはRPGゲームの面白さであって(なにもリアルで体験する必要はないし)、なによりそれはリアル脱出ゲームの面白さではありませんでした。
謎解きという観点でみれば初心者向けということもあったとは思いますが、なかなかにひどい内容でした。
- 謎の量は少ない
- 大謎含め簡単すぎる(一部なんだこれっていうのもあった)
3時間以上もあるイベントのうち、謎解きに費やした時間は30分もなかったです。
ドラクエを体験するために、ほとんどの時間はフィールドを駆けずり回ることになるのですが、これがまたつらい。とにかく人・人・人で、ひたすら渋谷のスクランブル交差点を歩いているようでした。
ドラクエだった
今回のイベントは、ドラゴンクエストがリアルになっただけのイベントでした。
※ドラクエをリアルにするのは相当大変だったんだろうと思いますが
リアル脱出ゲームではなかった
個人的に竜王迷宮は「リアル脱出ゲーム」ではなかったです。
※そもそも竜王迷宮は無いし、脱出もしないし
こういうことを主張すると「あなたが思うリアル脱出ゲームでは違うんでしょ」とか「scrap(加藤氏)の中ではこれもリアル脱出ゲームなんだよ」とか「自分の中のリアル脱出ゲームと違うと批判する人いるよね」とよく言われます。
いやいやいや、リアル脱出ゲームの定義ってFlashでやってたような脱出ゲームをリアルにしたものであって、リアルドラクエではなかったはずです。少なくともいままでのイベントほとんど謎解きがメインでしたよね。
※ちょっとずつリアル脱出ゲームの定義が広がってる とかはおいといて
ぎんがリアル脱出ゲームに期待していること
自分の中でリアル脱出ゲームと銘打たれたイベントに期待することは、頭と体を使って制限時間以内に謎を解き脱出することであって、それ以上でもそれ以下でもありません。
そんな自分が、scrapのイベントがとても面白いと思うのは、ひとえに面白い謎解きを作れるからです。
しかし、今回のイベントはただただドラクエというゲームをなんとなく模したイベントが、リアルにでてきただけでした。参加しながら何度も「これscrapのリアル脱出ゲームでやる必要あるの?」と感じさせられましたし、どこにリアル脱出ゲームの要素があったのか。
SCRAPはゲームを現実にする会社だったけ?
加藤氏のツイートを見ると「リアル脱出ゲームではなくリアルドラゴンクエスト」と言われて喜び、「リアルドラクエが作りたかった」と言ってます。
いろんな人に「これはリアル脱出ゲームというよりリアルドラクエだね」と言われた。
— 加藤隆生 (@ohoho1974) 2016年5月14日
なんと光栄な言葉だろう。
そう!
まさにそれが作りたかったんだ!
リアル脱出ゲームと銘打ったイベントで、リアル脱出ゲームで生計を立てている会社が、リアルドラゴンクエストと言われて喜ぶのはコンセプトが瓦解しているのではないでしょうか。
ぎんが夢中になってきたのは「リアル脱出ゲーム」だったのですが。